パン屋さん

たしかにそこには、パン屋さんがあった。
ガラスケースの中にサンドイッチがずらりと並んでいた。どのサンドイッチからも特大のレタスが思いっきりはみ出ていた。
ふうん、これがそんなにおいしいパンなのか、などとぼんやり思っているうちに店の中から、あの「北の国から」の田中邦衛さんが出てきて、ボソッと私に言うのだった。
「私は、生まれてから今までに1度もパチンコ屋に行ったことがないのです」
なんとも返事のしようがなくて黙っていると、さらに
「もうすぐ幽体離脱が始まります」
と、言った。
さっぱりわけがわからなかった。
それにしてもいったい私は、これからどうやって家に帰ればよいのやら
全くわからないのだった。


「 死人とドライブ 」


5年前に亡くなった叔父が運転するトラックの助手席に乗っていた。
トラックは、オートマチックではなく、ギア式だった。
叔父はまっすぐ前を見てほとんど無表情で運転していた。陽気な叔父らしくなかった。
トラックがゆるやかな坂道にさしかかった時、突然とんでもないことに気がつき大声をあげていた。
「おっちゃん免許持ってなかったやん!!なんで運転してんのん?」
夢はそこで唐突に終わった。
夢の中の私は、
最後まで気づかずじまいだった。
叔父がすでにこの世にいないということを。

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0001自慢の彼女

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